恋する鬼門のプロトコル

恋する鬼門のプロトコル (電撃文庫)

「面白いんだけど、なんだか人間関係が複雑だなあ。せっかくの一人称なので、主人公の視点をもっとうまく使えばよかったんじゃないかな？」
と思った新人さんの作品です。

　なんというか感想が書きにくい作品です。
　話が冗長すぎる、無駄な描写が多い、ヒロインが二重人格（のような設定）なのに、主人公は両方に恋愛感情を抱いているという変わった三角関係のため、人間関係が複雑だったり、欠点やあらを探せば結構あるのですが、それでも面白いと感じるのです。
　不思議です。
　これだから、新人さんの作品はあなどれない
　あえていうのならば、同じ体に宿っているダブルヒロイン、チーとたまも、どちらも魅力的なのがポイントですかねー