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おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その2

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (MF文庫J)

おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (MF文庫J)

「日常系でありながら、さりげなく黒く儚い異能の話が込められているのがいい、主人公の異常性もちょこっとでてきたし、何これ面白い」
と思った2巻でした。
  
 この作者さんはラブコメも大変面白く書ける人だけど、作者さんの真骨頂は、幻想的なイメージの描写だと思っていたのですが、ラストのほうでこの作者の良さがでてきました。
 
 一見、世界に不要な異能を抱えた少年、少女のラブコメと思っていた話が、ラストで一気に凄く歪に、それでいて儚げで美しい世界にかわったのが素晴らしい。
 
 ただ、単に唐突に変化したのではなく、それとなく伏線があるのが素晴らしい。
 
 そして、なんだろう。この不安さは。
 
 ハーレムな物語は、往々にして主人公が鈍感なためにハーレムなラブコメが展開される(ただし、カンピオーネの護堂さん除く)ものだが、宗司の鈍感さんには、なんだか恐い伏線がありそうな描写があって……

 ……とってもゾクゾクするねえ
 
 ああ、どうなるんだろう、この物語は。
 どんなラストでもこの作者なら許せそうな気がするけどねえ。
 
 よく、作者の作風を黒いとか、白いとかいうけど、この作者、葉村哲の作風を色に例えると、【透明】だと思う。
 
 なんだろう、このキラキラしているのに儚く、残酷だけど救いがまったくないわけではない作風は。
 
 僕は大好きです。 
 


【関連リンク】
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 さよならの週末はささやかな終末(葉村哲)│ふらりとゆけ!
http://bcft60.blog13.fc2.com/blog-entry-2068.html
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (のべるのぶろぐ 2.0)
http://novelno.net/archives/2010/10/22-220945.php
徒然雑記 : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 2 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/yamata14/archives/52584824.html
ホヒログ : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2
http://blog.livedoor.jp/swordian007/archives/1389951.html
随想 : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その2
http://bibliomania.jp/mydear/diary/article.php?id=8209
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌2巻の感想レビュー(ライトノベル) - gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)
http://blog.goo.ne.jp/gurimoe/e/3ef96a214459b9dd62424087d8563652
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 | まいじゃー推進委員会!
http://maijar.jp/?q=node/4956