現代異能バトル三昧!

ラノベを中心にした現代異能バトル限定の感想サイト

スプライト・シュピーゲル1,2

「複雑で悲惨で重苦しいけど、救いがすこしあるような面白い話だなあ」
と思ったSFライトノベルです。
 基本的に現代異能バトルな作品に限定して購入しているのですが、沖方丁という作者が気になっていたので、買いました。
 いや、マルドゥックスクランブルも興味あるんですが、あれを読むのはちょっとヘビイだったし、新しい文体というのも興味あったんで。
 読んだ感想としては、内容が内容のため説明が多いんですが、それでも面白かったです。
 特殊な文体も面白そうだったので、2,3回自作小説で試してみたんですが、うまくいきませんねえorz
 設定も重厚で、救いがないんですが、その中で健気に戦う3人の妖精たちのキャラがいきいきとしているのが、面白さの秘訣なのではないでしょうか?
 1巻では、鳳がかなり重点をおいていましたが、2巻では、乙がいい感じでした。
 いろいろ暗い運命を背負った3人ですが、乙は違う方向で成長しそうな気がします。
 2巻も怒涛の展開で面白かったですが、個人的には1巻のほうがテンポがよくて面白かったと思います。