現代異能バトル三昧!

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かむなぎ 5 君みずやそのそら花の散華のときを

「綺麗にまとまったけど、惜しいなあ」
と思った最終巻でした。
 いや、主人公が少年で未熟なところはあるけど、その力は普通の能力者以上という、話が書きにくい設定で、1巻で終わっても仕方ない展開だったので、まあ妥当というべきなんでしょうが。
 なんせ、最後の敵が、最後の敵だし。
 でも、こういうラノベらしからぬ、日本の、神道系のオカルトの香りのある現代異能バトル小説だったので、ひじょうに惜しいなあと思ってしまいます。
 最近、流行の主人公のように、変にフラグが立つわけでもなく、一般人が急に新しい力を入れるだけでもなく、力があるけど、まっすぐで純真で、とても好感がもてる主人公でしたので、余計に惜しい気が。
 長編は無理だけど、短編ならもう1冊くらいでてもいいかなあ。
 しかし、この作品、個人的には好きなのですが、レーベル的にも、文章もラノベなかでは難しい文章であるためか、感想サイトでもほとんど取り上げていないのが、個人的に寂しい限り。
 面白いのになあ