トーキョーN◎VA The Detonation リプレイ ビューティフルデイ あるいはヒュー・スペンサー最後の事件 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 稲葉義明,鈴吹太郎,F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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と思ったリプレイです。
前回、http://d.hatena.ne.jp/gensouyugi/20081102/p1で、あなたの選ぶTRPG5選をやりましたが、現代異能バトルではないですが、これも是非勧めたい良リプレイです。
トーキョーN◎VAは、プレイスタイルが様々で、かつ社会戦など、普通のTRPGではできない戦い方ができるため、けっこう、酷いプレイヤーもいると噂には聞いていますが、ここに、そうならないための模範となるPCたちがいます。
どれもこれも、アクの強いPCばかりで、ただなりきりロールをするだけなら、空中分解いつ起こしても仕方がないのに、裏でちゃんと協力して、一つの物語を生みだしている。
「不利だけど、これは自分のキャラのロールプレイだから」といって、みんなで楽しむ事を忘れている人には、ぜひ読んで欲しい作品です。
また、一つの物語として秀逸です。
なんだか、最後のくだりでは、涙腺が弱い僕は、ちょっと泣きそうになりました。
たしかに稲葉氏のリプレイですので、ハードボイルドっぽくかっこよくなるのは予想していましたし、たぶんにリプレイ補正はあったとは思いますが、それでも実際のプレイが素晴らしいからこそ、これだけ素晴らしい作品になったと思います。
僕もこんなプレイ、いや僕の場合はマスタリングですが、してみたいものです。
それにしても、凄い社会戦の応酬だ。
これがN◎VAか。
(雑談という名の魔獣戦線話)
魔獣戦線もPC同士は寄せ集め、というか、魔獣を共同して倒すこと以外は特にルールがないので、こういうアウトローなキャラも可能です。
ここまでクールに社会戦はできませんが、特定の組織に参加していて、かつ、能力(普通のTRPGでいうスキル)で、装備:組織を選択すれば、組織の力を借りて、ある程度の社会戦はできます。
もっとも、魔獣戦線の場合、戦う相手は、人間ではなく、人外のバケモノなので、あまり効果はありませんが。
それにしても、こういうセッションがしたい。