現代異能バトル三昧!

ラノベを中心にした現代異能バトル限定の感想サイト

ビューティフルデイ あるいはヒュー・スペンサー最後の事件

「なんていうかっこいいリプレイ、まさかリプレイで泣きそうになるとは」
と思ったリプレイです。
 前回、http://d.hatena.ne.jp/gensouyugi/20081102/p1で、あなたの選ぶTRPG5選をやりましたが、現代異能バトルではないですが、これも是非勧めたい良リプレイです。
 トーキョーN◎VAは、プレイスタイルが様々で、かつ社会戦など、普通のTRPGではできない戦い方ができるため、けっこう、酷いプレイヤーもいると噂には聞いていますが、ここに、そうならないための模範となるPCたちがいます。
 どれもこれも、アクの強いPCばかりで、ただなりきりロールをするだけなら、空中分解いつ起こしても仕方がないのに、裏でちゃんと協力して、一つの物語を生みだしている。
 「不利だけど、これは自分のキャラのロールプレイだから」といって、みんなで楽しむ事を忘れている人には、ぜひ読んで欲しい作品です。
 また、一つの物語として秀逸です。
 なんだか、最後のくだりでは、涙腺が弱い僕は、ちょっと泣きそうになりました。
 たしかに稲葉氏のリプレイですので、ハードボイルドっぽくかっこよくなるのは予想していましたし、たぶんにリプレイ補正はあったとは思いますが、それでも実際のプレイが素晴らしいからこそ、これだけ素晴らしい作品になったと思います。
 僕もこんなプレイ、いや僕の場合はマスタリングですが、してみたいものです。
 それにしても、凄い社会戦の応酬だ。
 これがN◎VAか。
 

(雑談という名の魔獣戦線話)
 魔獣戦線もPC同士は寄せ集め、というか、魔獣を共同して倒すこと以外は特にルールがないので、こういうアウトローなキャラも可能です。
 ここまでクールに社会戦はできませんが、特定の組織に参加していて、かつ、能力(普通のTRPGでいうスキル)で、装備:組織を選択すれば、組織の力を借りて、ある程度の社会戦はできます。
 もっとも、魔獣戦線の場合、戦う相手は、人間ではなく、人外のバケモノなので、あまり効果はありませんが。
 それにしても、こういうセッションがしたい。