「うーん、こういう終わり方にするのもありだと思うが、残念だ」
と思った最終回であった。
なんというかもったいない。
ここにきて、井上脚本の悪いところが全開になってしまったなあという感じがします。
わりと嫌いじゃなかったんですよ、キバ
なんだか、前半と後半では面白みが違いますが、これもありかなと。
でも、最終回前後の伏線の回収ではなく、あらたな伏線と回収のオンパレード＆放り投げは、さすがにゲンナリでした。
謎が多いだけ、余計にひどかった気が。
あと、やはり、今回盛り上がらなかったのは、主人公の存在感の薄さかな、と思ってみたり。
いろんなキャラが登場する平成ライダーですが、やはり主人公は一番フォーカスを浴びていた気がしますが、今回は裏主人公である音也の影響が強すぎた。
そして、現代編では、名護さんにすべてをもっていかれた感じがします。
ある意味、完成された音也と違い、渡は成長する主人公であるはずであった。
しかし、一番大事な、成長する過程を、上手く描いていなかった。
深央の登場で、成長するかと思ったけど、明確な成長は見出せず、成長すると思ったらヘタレ、成長すると思ったらヘタレるの繰り返しだったように見えたのがダメだった気がします。
逆に名護さんはなんだかんだいって成長した気がします。
わりと酷評が多いキバですが、結局のところ、主人公がかっこよくなかったと思う人が多かったのではないのかな、と推測してみます。
