死想図書館のリヴル・ブランシェ

死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫)

「面白くはないわけではないが、ライターの設定が微妙な気がするなあ。しかし、幼馴染これからどうすんだろう？」
と思ったシリーズです。
　
　メイドで司書で今は記録もない本「死書」の召喚の補助をおこなうことができる女性とともに、死書の回収に取り組むという話です。
　
　死書という概念は面白いし、メイドであるリヴルもなかなかいい性格なのですが、いかんせん、死書の力を呼び出すといっても、見た目はただの召喚魔術なのがもったいないと思います。
　
　本という設定をもっといかせる内容だといいんですけどねえ
　この作品、最後、普通では起きないことが起きるのですが、この終わり方はどうなんですかね、結局、破滅を先延ばしにしただけのような気がします。