
- 作者: 葉村哲,ほんたにかなえ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 文庫
- クリック: 24回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
と思った2巻でした。
この作者さんはラブコメも大変面白く書ける人だけど、作者さんの真骨頂は、幻想的なイメージの描写だと思っていたのですが、ラストのほうでこの作者の良さがでてきました。
一見、世界に不要な異能を抱えた少年、少女のラブコメと思っていた話が、ラストで一気に凄く歪に、それでいて儚げで美しい世界にかわったのが素晴らしい。
ただ、単に唐突に変化したのではなく、それとなく伏線があるのが素晴らしい。
そして、なんだろう。この不安さは。
ハーレムな物語は、往々にして主人公が鈍感なためにハーレムなラブコメが展開される(ただし、カンピオーネの護堂さん除く)ものだが、宗司の鈍感さんには、なんだか恐い伏線がありそうな描写があって……
……とってもゾクゾクするねえ
ああ、どうなるんだろう、この物語は。
どんなラストでもこの作者なら許せそうな気がするけどねえ。
よく、作者の作風を黒いとか、白いとかいうけど、この作者、葉村哲の作風を色に例えると、【透明】だと思う。
なんだろう、このキラキラしているのに儚く、残酷だけど救いがまったくないわけではない作風は。
僕は大好きです。
【関連リンク】
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 さよならの週末はささやかな終末(葉村哲)│ふらりとゆけ!
http://bcft60.blog13.fc2.com/blog-entry-2068.html
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 (のべるのぶろぐ 2.0)
http://novelno.net/archives/2010/10/22-220945.php
徒然雑記 : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 2 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/yamata14/archives/52584824.html
ホヒログ : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2
http://blog.livedoor.jp/swordian007/archives/1389951.html
随想 : おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その2
http://bibliomania.jp/mydear/diary/article.php?id=8209
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌2巻の感想レビュー(ライトノベル) - gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)
http://blog.goo.ne.jp/gurimoe/e/3ef96a214459b9dd62424087d8563652
おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その2 | まいじゃー推進委員会!
http://maijar.jp/?q=node/4956