人造救世主１＆２

人造救世主 (角川ホラー文庫)

人造救世主 　 ギニー・ピッグス 　 (角川ホラー文庫)

「展開はひどいが古き良き伝奇ホラーな趣がありますねえ、それにしてもラストが酷い」
と思った1巻
「なんだか迷走している感じ。ラノベよりもラノベしている感じだなあ」
と思った2巻でした。
　
　Ｂ級テイストな設定が行き過ぎていて、シリアスなのかシュールなギャグなのかわからないので読後感が微妙な作品でした。
　
　設定からすれば十分シリアスよりな話なんですが、「遺伝子をコピーすれば、それは前世の生まれ変わりなのか？」というテーマもあるんですが、結果として登場するキャラが全員残念なキャラになってしまい、激烈能力バトルなのに、運と根性でなんとかなってしまうあたり、シュールなギャグになっている感じ。
　
　レーベルや作者の経歴からラノベとカテゴライズしていいのか悩みますが、内容は、悪い意味でラノベっぽい感じがします。
　
　もうちょいキャラに魅力があるといいんだけどな〜、ヒロインがアホな子すぎるし。