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イスカリオテ7

イスカリオテ (電撃文庫)

イスカリオテ (電撃文庫)

「素晴らしい終わりだった。大満足、大団円。なるほど試行回数には、そんな意味があったんだ。SCAR/EDGEの時も思ったけど、三田先生は終わらせるのがうまい作家だよなあ」
と思った最終巻であった。
 
 前巻で終わっても十分、満足のいく話だったのに、この巻でさらにひっくり返してハッピーエンドで終わらせる。
 いやあ、素晴らしい話です。
 前回が主人公の死をもってハッピーエンドになった展開なので、主人公もヒロインも笑顔で終われるエンディングは何度みてもいいものです。
 
 そして、この物語の最大のギミックである断罪衣の試行回数を利用したラストがいいですね。
 まさか、こうもってくるとは。
 いつもイザヤがうまく起動できず奇跡が模倣できなかた試行回数が、ここでこうやって逆に生かしてくるとは、三田先生はうますぎる。
 
 そういえば、SCAR/EDGEの時も作品の終わらせ方が秀逸だったのだけど、三田先生は終わらせ方がうまい作家なのかなあ?

http://novelno.net/archives/2011/05/10-002816.php