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僕はやっぱり気づかない6

「満足のいく最終巻、伏線やらがうまく生きていて、読後感がとてもいいなあ。バトルは…、この作品だと仕方がないなあ(笑)」
と思った最終巻でした。
 
 気付かない男と世界の命運さえもその肩に背負う少女たちの物語もこれで終わりになりましたよ。
 最初から「気付けよ、おい」と心の中で突っ込んでいたわけですが、仮に気付いたとしても、神のご都合主義で忘れされてしまう、ある意味不運な主人公の諦くんですが、最後のオチはうーん、納得ですね。
 結局、気付いても気付かなくても、彼は彼であり、変わらないだろうから。
 そういう意味ではこれが一番ベストな結末の付け方だったんでしょうねえ。
 
 まあ、残念と言えば、バトルが微妙というか端折られることですが……
 ……これは、まあ、この作品の作風なら当然のことで。
 でも、ちょっと残念かなあ。
 
 主人公が現代異能バトルの「日常サイド」の人間という、一風変わった作品ですが、芯がぶれることなく話が進み、最後まで楽しめた作品でした!




僕はやっぱり気づかない6 (のべるのぶろぐ 2.0)
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