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断章のグリム 白雪姫 上・下

 ついに最終章。
 
 前半、蒼衣のトラウマの真相に近づいていくんですけど
 ……ああ、最終章だからもう、グロい表現が限界ギリギリだよ、蛆が…、蛆があああああああ
 
 真相はわかるのも手遅れな状態で、狂気に堕ちた、というか隠れていた狂気が表にでた御狩屋さんのせいで
多くの登場人物が死んでいった。
 
 かろうじて主人公二人が生き延びただけなんだけど、なんとなくハッピーエンドに思えてしまうのはなぜなんだろう。
 どうかんがえても、ゆるやかに破滅に向かっていっているだけなのに。
 でも、死んでいった大人たちをみると、これが断章を抱えた人々の日常なのだろうか
 
 そして神狩屋さん、今回の狂言回しであり、酷いことをしたけど、なんだか哀しい人だったなあ。
 あの最後の断章のシーン、なんというか虚しさと憐れみがこみあげてきました。