現代異能バトル三昧!

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放課後の魔法戦争(アフタースクール・ブラックアーツ) (電撃文庫)

 設定的にはよくある話なんだけど、それを面白く書くのがやはり中堅作家ですねえ。
 こういういわゆる「王道的な物語」ってどうやっても、作者の腕の差が如実に出ますよね。
 
 というわけで、「とある」のような異能者としては能力ゼロと思われていた少年が、実はオンリーワンでチートな能力を持っている話でした。
 とはいえ、最後の勝負を決めたのは、異能ではなく、親から子に本人が知らない間に伝えられた心の在り方「伏桜製作所の工房哲学」というのがいいですね。
 しかも、僕好みの工房哲学でしたし。
 個人的には凄く満足です。
 
 いっぽう恋愛でもハーレム展開になりそうな雰囲気ですが、ぜひ、珍しいむっちり&幼馴染なメインヒロインねねこに頑張ってもらいたいものです。
 華夜ちゃんに負けないでほしいなあ