「男はタフでなければ生きてはいけない、だが、優しくなくては生きていく資格がないを、地でいくストーリーだな」
と思った、解答編でした。
強さと優しさを併せ持つ、それがハードボイルドの祖レイモンド・チャンドラーが創造したフィリップ・マーロウの人物像であり、冒頭の台詞はよく引用される名文句であるが、その名台詞が凝縮された神回であった。
翔太郎は未完成で、かっこつけで、特殊な力もないかもしれないが、心は強い男だな、と改めておもった回でもあったかなと思います。
通常の平成ライダーなら、誰かに手を差し伸べられなければ復活できそうもない戦力外通知を受けながらも、翔太郎は、なんだかんだ言いながらも、それまでと変わらないように探偵業を行う。
それが心の強さ以外の何物でもないだろう。
ただの人であるのに、シェラウドの思惑を超え、進化したのも、フィリップとの友情、そして翔太郎の友を裏切らない心だからだろう。
ということで、僕にとっては大満足な話でした。
しかし、最近の園崎パパを見ていても、ただの悪役では終わりそうにない雰囲気だ。
というより、どんどんシェラウドが胡散臭く見えるのは僕だけだろうか。
あと冴子がどんどん使い捨てっぽくなっている気が。
やはり若菜が大切な存在なのかな?
それにしても、パパさん、はっちゃけすぎである。