２００８年 現代異能バトル ベスト１０

　今年も現代異能バトル限定のラノベのベスト１０を発表します。
　ちなみに前回はこちら【http://d.hatena.ne.jp/gensouyugi/20071230/p1】　
　
１位　円環少女【昨年２位】

円環少女 (9)公館陥落 (角川スニーカー文庫)

　ヘタレ具合の素晴らしい主人公の物語
　こう迷いながら迷いながら、一歩ずつ進む仁の姿がいいです。
　どうも、敵が強すぎて、強いはずなのに弱さが目立つので、もうちょいカッコいいところが見て欲しいですね。
　
　
２位　レンタルマギカ【昨年３位】

レンタルマギカ 魔法使いの妹 (角川スニーカー文庫)

　確実な面白さが評価のポイントとなりました。
　ただ、長期シリーズにありがちな息切れな展開になりつつあるので、ここを踏ん張って欲しいですね
　
　
３位　アカイロ/ロマンス【今年刊行】

アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病 (2) (電撃文庫 ふ 7-17)

　昨年一位だったレジンキャストミルクの作者の新シリーズ
　あいかわらず、コメディと鬱な話のジェットコースター状態
　個人的には、「つうれん」が今年のびっくりどっきりアイテムナンバー１です。
　
　
４位　カンピオーネ！【今年刊行】

カンピオーネ!〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫 た 9-2)

　その存在を知ったのがかなり後でしたが、かなり面白い作品
　完成度などを考え、この順位ですが、今年、一番、僕の中二病ハートに火をつけた作品です。
　世界最強
　使用するのに限定のある能力
　相手の弱点を探しての攻撃
　頭脳戦ありのバトル
　もう、最高です。
　あとエロは、ほとんどキスだけなのに、下手な官能小説よりエロイです。
　
　
５位　この広い世界にふたりぼっち【今年刊行】

この広い世界にふたりぼっち (MF文庫J)

　一巻は、その雰囲気がもう神な状態でした。
　さすがに２巻は１巻ほどの出来ではありませんが、面白い。
　どう、あの（表現は正しくないかもしれませんが）バカップルの旅が終わるか見ものです。

６位　ほうかご百物語【今年刊行】

ほうかご百物語〈3〉 (電撃文庫)

　最初はコメディと聞いて読むのをやめていたのですが、ネットでの評判を聞いて購入、なぜ早く買わなかったと後悔した作品
　まあ、たしかにバトルより愛なのですが、この愛が気持ちいい。
　なんとなく、押せ押せな真一のラブぶりに共感もてたり。
　あと、伝承により能力の制約もある妖怪たちも好きな感じです。
　
　
７位　世界平和は一家団欒のあとに【昨年５位】

世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)

　家族全員が世界最強クラスですが、バトルよりも日常を主体とした話
　一発ネタに近いと思っていたのですが、そのあとも確実に面白い作品に仕上がっていて素晴らしい。
　
　
８位　デモンパラサイト【昨年７位】

デモンパラサイト5 黒き魔王は、覇を求む。 (富士見ファンタジア文庫)

　完結記念も込めて。
　スタンダードな展開ですが、だからこそ面白い
　さらにＴＲＰＧを知っていると面白いですね。
　あと、２巻と最終巻は得に好きでした。
　　
　
９位　放課後の魔術師【今年刊行】

放課後の魔術師 (2)シャットダウン・クライシス (角川スニーカー文庫)

　ランキングは低いですが、今年のベストカップルといえばやはり、遥と安芸でしょうね。
　視点のかわる構成も、この二人のためにあるといっても過言ではないほど。
　ただ、バトルが、頭脳戦っぽく見えるのに、よく考えてみると大味なところが減点対象かな
　
　
１０位　藤堂家はカミガカリ【今年刊行】

藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)

　ゆるゆるな展開の現代異能バトル
　ただ、見た目はゆるゆるな感じですけど、鬱な伏線がいっぱいなのでどうなるんでしょう。
　
　
総評
　長期シリーズがちょっと落ち目の中、面白そうな新人さんがでてきたのは、とても素晴らしいことです。
　今回、わりとどれにするか悩みましたし。
　ただ、やはり全体的に、萌えや、バトルよりも日常生活にフォーカスをあてた作品が多かったかな、とも思います。
　個人的には燃える話がもっと欲しいかな。
　現代異能バトルではない作品で、補充できたのでいいのですが。
　
　
宣伝
　ほら、お約束なので
　
　とても楽しい現代異能バトルの世界、あなたもそんな世界で主人公になって見ませんか？
　魔獣戦線：http://www.trpg.net/online/majyuu/ircgame/newindex.htm
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