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イスカリオテ(6)

イスカリオテ(6) (電撃文庫)

イスカリオテ(6) (電撃文庫)

「ここで終わっても名作!なのに、まだ続きがあるのか、すげえ最終巻が楽しみすぎる。主人公が熱くて、ヒロイン(もちろんノウェム)がかわいいのもよかった」
と思った第6巻でした。
 
 まさか、1巻の1年契約での身代わりがまさかこんな伏線になるとは夢にも思わなかったです。
 
 明らかにこれまでの伏線が明らかになっていく真実
 イザヤの決意
 そして、イザヤを想うノウェムの愛情
 
 主人公が熱く! そしてヒロインが愛らしい!のはいいですね。

 過酷な真実を知っても、戦おうと決意するイザヤ
 
 そんな彼を彼として愛するノウェム

 終盤の二人の会話に絶望的な状況にも限らず二マニマしてしまった。
 
「イザヤ様を助けるのが私です。私のはずなんです! その逆はいけません!」
は名言ですなあ、精いっぱいのいじっぱりなかわいさが滲みでてます。
 
 それにしても、どうなるんだろ、この展開。
 実際、これで最終回でも終ってもいいような終わり方でしたが、まさか、あと1巻続くとは。
 いったい、どんな風に終わるのだろう
 7巻はそれぞれ7つの大罪に呼応しているそうですが、
 
1巻 強欲 神父はすべてを知りたがった
2巻 傲慢 少女は真実から目をそむけ妄想する
3巻 怠惰 戦士は何も考えず、戦闘を楽しんでいた。
4巻 暴食 それはただ、人の肉が食べたかった。
5巻 憤怒 彼の怒りは他人に別の感情を呼び覚ます。
6巻 色欲 彼女は兄と一つになりたかった、それゆえに食べた
   原罪 彼はただ知りたかった。
 
 憤怒の細かい内容もわかりませんが、7巻の大罪は嫉妬なんでしょうね。
 まだ、「獣」となった聖戦の英雄の大罪は判明しません。
  
 ということは
 
 かつての勇者は、いったい何に嫉妬したのだろうか?

【魔獣戦線コラム】
 僕の運営するオンラインTRPG魔獣戦線において、最凶の存在である魔獣は、イスカリオテの<獣>の『喪神現象』と同じように「邪気」というものを放っています。
 これは、「喪神現象」のような精神汚染はないですが、この世ならざる異質な<気>であり、どんな鈍感な人間でも、この気の異質さは理解でき、この邪気はただあるだけで、この世界を汚染していくのです。
 そのため、どんな魔獣であっても共存することはできません。
 彼らはただいるだけで、世界を滅ぼすのです。

 オンライン現代異能バトルTRPG魔獣戦線〜Knights of Round Table
 http://www.trpg.net/online/majyuu/

【関連リンク】
イスカリオテ(6) (のべるのぶろぐ 2.0)
http://novelno.net/archives/2010/12/10-001459.php