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牙狼 暗黒魔戒騎士篇

「すいません、脚本家の書く小説だと思って甘く見ていました。最高に面白いです」
ってな感じの特撮のノベライズです。
脚本と小説は違う媒体なので、いい脚本を書く人が、いい小説をかけるとは思ってなかったのですが、牙狼に思い入れがあるとはいえ、面白かったです。
短編集ですが、そのおかげでだれることなく、かつそろぞれの話が、本編にリンクするつくりであることがにくいです。
噂のバラゴ3部作も面白いですが、邪美の話や、鋼牙とカオルの父親の交流の話もいいです。
そして短編の最初と最後をカオルが締めくくるのもいい感じです。
なんだか、最終話のカオルの締めくくり方が本当に二人の仲をあらわすようで素敵です。
牙狼の大ファンなので、そうでない人が手をとって面白いか? それはわからないんですが、そういう人でも理解でき、楽しめるつくりにもなっている気がしますし、牙狼のファンなら絶対に買って損はない小説だと思います。