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藤堂家はカミガカリ

藤堂家はカミガカリ (電撃文庫)

藤堂家はカミガカリ (電撃文庫)

「シリアスとアクションとゆるさが重なりあった面白い作品だな」
と思った新人さんの作品です。
 個人的には、ギャグよりもシリアス、萌えより燃えの人間なんですが、そんな僕でもひじょうに楽しめました。
 面白いポイントは微妙に異なりますが「世界平和は一家団欒のあとに」と同じように、シリアスではない部分がひじょうに特徴のある作品でした。
 わりと世界設定的にはしっかりと、各キャラも背景的にはいろいろと重い設定があるのですが、それを感じさせない”ゆるさ”が、物語をマイルドにかつ、面白くしています。
 なかなか、そのさじ加減というか、シリアスとゆるさのバランスは難しいと思うんですが、絶妙です。
 やはり、一人、あまり重いバックボーンもっていない美琴の存在がいいのですかね。
 ヒロインは、春菜ですし、表紙はライバルに取られていますけどねえ。

 いやあ、本当に面白かった。

 さりげなく登場人物が、この世界の中でも最強に近いレベルだし、続くとすると割と大きな話になる気もするんですが、さて、どうなるんでしょうね?

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 僕が薦める現代異能バトルな作品はここにあります。
http://homepage3.nifty.com/gensouyuugi/inoulist.htm