
- 作者: 岡崎裕信,成瀬裕司
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 文庫
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と思った新シリーズです。
この作者の作品は、他にも読んだことがあるのですが、こう、なんというか設定や文章が独特でくどいため、好き嫌いがはっきり別れる作者さんなのですが、今回は舞台が現代異能バトルではなく、連作短編のおかげで毒が少なく、面白さのほうが勝ったような感じでした。
現代異能バトルの、異能部分も、主人公の技だけですしね。
とはいえ、キャラクターは死ぬほど濃いですが、まともな人間がどこにもいないのが少ないです。
ただ、この濃いキャラたちの中、ひたすら後ろ向きでまっすぐな主人公の逢司がいいですねえ。
こういう覚悟をもったキャラは好きです。
あとヒロインの青蓮もいいですね、正々堂々としたイジメのシーンが結構好きです。
この作品、まだ主要キャラのエピソードがあるので、もう1巻くらい続けれそうですが、そのあと、どうするんだろう。
潔く、2巻くらいで終わったほうがいいような気もしますが。