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天川天音の否定公式2

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

天川天音の否定公式 II (MF文庫J)

「天然女たらしとは名言だな、しかし、まさか異能使いの少女が脇役とは」
と思った2巻です。
 
 主人公が天然女たらしなのは、ラノベの主人公なのは当然なのですが、普通、どこにでもいる少年が、異能をもった少女と出会うのが、最近の現代異能バトルの定番で、しかも、幼馴染の少女がいる場合は、だいたい主人公が好きなのに、異能少女と主人公がラブラブするのが普通です。
 
 しかし
 
 この小説では、圧倒的に幼馴染が優位なのですが。
 もう、なんというか鉄板、パーフェクト、異能少女がきても全く揺らがない関係があります。
 
 そんな彼女、瑛子の魅力が大全開になった2巻が素敵です。
 猫耳や水着もありますが、何よりも彼女の心、覚悟が素敵です。
  
 物語自体は微妙に進展しますが、謎が少しずつ明らかになると作者らしい幻想的な雰囲気がでてきましたので、次巻も楽しみです。