「おおお、こんなに見事に終わるなんて!」
と思った最終話でした。
実質上の最終回は前回で終わって後日談的な話になったのであり、2話完結だったWなのに、1話だけということもあり、正直、蛇足になるのではないか、と思いました。
冬に映画がある以上、消滅したフィリップが復活するのも予測できました。
短い尺、そして前回、別れた片割れが次の回に戻ってくる
普通に考えて蛇足になるのが当然です。
だが
しかし
やりやがったぜ、ヒャッハーと踊り狂うほど見事な終わり方でした。
多くが納得しそうなフィリップの復活、そして主題歌とともにWが復活し、そして「お前の罪を数えろ!」の決め台詞で終わる終わり方。
それだけ抑えるだけでも十分なのに、探偵物語のオマージュを入れ込み、若菜のシーンのミスリードを(しかも、風都タワーという、風都のシンボルをネタにして)盛り込み。
そして、最後の依頼人は、少年で、甘ったれた少年が勇気を振りしぼる話というのが、あくまで子ども番組というカテゴリーであることを忘れない素晴らしさ。
勇気をだした少年に、主人公二人が賞賛するのもいいですね。
もう大満足です。
クウガからライダーに戻り、毎年のライダーに楽しみながらも、クウガを超えるものはないと思っていた僕でしたが、現時点で最高のライダーはWです。
いや、ほんと、この1年間ありがとうございました。