ブギーポップ・クエスチョン沈黙ピラミッド

ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド (電撃文庫)

「相変わらず面白い、面白いけど物語の進展がないなあ」
と思ったプギーポップの話でした。
　どうもこうも話が滞っている状態での最新巻なのに、単発物なため、どうもいまいちしっくりこない気持ちが胸の中にあるんですが、物語だけを捕らえるとなかなか面白い青春物語じゃなかったかな？と思います。
　ある意味もったいないなあと。
　しかし、ブギーポップって、少々閉塞感が漂うこの現代の若者の世界らしい雰囲気満載な青春ものだなあ、と思ってみたり。
　こう、セカイ系とか、現代異能バトルとか、ライトノベルらしい展開もあったり、哲学っぽい語り口もあるけど、第一作がそうだったように、やはり根本はこれなのかなと。
　わりと今回、誰かが誰かに恋している話が多かったの、余計にそう思ったかもしれませんが。

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