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ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児

「うわ、荒唐無稽さが楽しすぎ、こういうセッションもいいなあ」
というリプレイでした。
いいですね、ナチスは。なんせ、カラー入りの口絵、見開き2Pで大特集しているし、ふつうPCの紹介なのに。
PCもいかにも、ってな感じのキャラを名プレイヤーが操っているもんだから、爽快痛快、冒険活劇って感じではっちゃけながら、物語も面白く進みます。
噂どおり大悟は快男児で素敵なのですが、さりげなく、フィンの臆病さでそれを引き立てます。
さすがはクレバー、だてに薔薇屋敷には住んでいません。
クリスもギヨームもうまくキャラがたっていますし、そんな彼らを自由にさせるGMのハンドリングもいい。
いやあ、ダブルクロスで冒険活劇もできるんですねえ


とはいえ、4つ星だったりします。

いや、面白いんですが、僕が前評判で期待しすぎたせいで、思ったよりも面白くはありませんでした。
たぶん、あの昔の冒険小説風の語りのせいではないかと。
僕個人の意見としては、あれが時折しか使用されていないため、なんとなく不協和音に感じたのです。めんどくさくてむずかしいのですが、すべて冒険小説風にしたほうがよかったかなと。
あと、個人的にはあの語り口の素晴らしく好きな作品があって、どうもその雰囲気と比べてしまったせいな気がします。
すごく気にいったんですけど、打ち切られたんだよなあ、あの作品orz

ちょっと辛口になりましたが、痛快冒険活劇が読みたい人、新たなダブルクロスの可能性を見出したい方、そして、面白いリプレイを読みたい方にはオススメの作品だと思います。