- 作者: 十文字青,晩杯あきら
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2016/03/15
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る
十文字先生らしい鬱々とした雰囲気の中でも、ほのかに輝く主人公のハードボイルド魂がいいですね。
ハードボイルドの強さとは、肉体的強さというよりも、精神的強さ、しかも、踏まれても、曲がっても、元に戻る強さだと思うし、そんなハードボイルドが好きなんですが、ナルキヤにはそんな強さがあるのがいいですね。
とはいえ、結末は哀しすぎる。
結局、何も救えず、でも、それがあの2人とっては幸せで、これ以外の選択肢はない気がします。
ナルキヤ以外のメンバーも濃くて雰囲気いいし、なぞも伏線もバリバリなので、次巻も楽しみです!
この作品は、探偵小説ではないかもしれませんが、ハードボイルド小説だと思います。
【宣伝】
シナリオの雰囲気はシリアス、そしてダークな展開もよくあります。
絶望的な展開、ドス黒い感情の中、あなたはどう立ち向かう?
→現代異能バトルTRPG魔獣戦線[http://tinyurl.com/z4dtrms ]はオンラインで活動中!