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仮面ライダー電王〜切なさと微かな救いと〜

 祐斗(デネブ)と少女の別れの話です。
 いや、この展開はわかりきったことなのに切ないですねえ。
 この少女とのことで救いが多少はあるかな、と思ったら、彼女の天真爛漫な笑顔が余計切なくなるような終わり方でした。
 電王の脚本は心温まるエピソードも多いですが、さりげなく残酷な結末もあるので予断を許さないです。
 少女のデート中の語りが前向きであればあるほど、なんだか切ないですねえ。
 彼女は過去があり、未来へと進んでいく。
 でも祐斗は、現在を削られ、過去しかない。
 うわーん、かなり残酷ですなあ。
 お姉さんが微かに記憶に残っている描写があってよかったですが、まだ大どんでん返しがありそうでこわいですなあ。

 あと、シリアスな中、ロッドフォームといい良太郎に憑依したときといい、いいとこなしのウラちゃんがかわいそうでした。
 OPの「いいねえ、いいねえ、すごいねえ」は吹きましたが。