この世ならざるものを倒す武器をもつことになった少年たちの物語なのですが、何が異色って、特殊な武器”幻銃”の存在でしょう。
撃つたびに快楽を得るって、なんだかすぐにバーサーカーになってしまいそうな設定です。
理知的な少年は、その力を振るうことを厭わず、力の暴走の恐怖を知っているものは、必要と知りながらも、その力を否定します。
対照的な二人を軸にしているのですが、この対比がいいですね。
力とは何か、相手を倒すことに喜びを見出すことは正しいことなのか? というのがテーマなのでしょうか?
まだ全容はまったくわかっておらず、暗中模索な状態なので、どう謎が解明されていくかは楽しみなのですが、ヒロイン不在なのがちょいと哀しいですね。
候補はいるのですが、敵になったと思われるのが一人、謎の存在が一人、そして、正ヒロインかなと思っていた少女は、どう考えても頭足らないような気がするし……
まあ、少年の苦悩にはあまり必要ないかもしれませんが。