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アルテミス・ハウリング

アルテミス・ハウリング (MF文庫J)

アルテミス・ハウリング (MF文庫J)

「悪くはないんだけどいろんな伏線や、設定が放り投げたまますぎてもにょる」
と思った作品でした。
 
 異能少女と少年が出会うというよくあるパターンですが、少年も古流武術を学び、それを封印している、というところが変わっています。
 そして、少女は、志はあるものの、技術がなく、少年から技を教えてもらうように命じられる。
  
というような話を中心になっているのですが、いろいろなキャラや設定がぐしゃぐしゃに入り込んで、この中心軸がぐらぐら歪んで、うまく回っていないような気がしました。
 
 たしかに設定を放り投げて、読者の興味をもたせる方法はあるのですが、あまりにも放り投げすぎなのがなんだかなーと。
 
 さらにヒロイン系キャラが全員が全員、自己主張が激しく、人の話を聞かないタイプなので、なんというかうざかったです。
 
 うーん、わりと最近、ライター出身者にラノベを書く傾向がありますが、書き慣れているという長所はありますが、適正があるかどうかは、やはり人によるものなんでしょうかね。