- 作者: 長谷 敏司,深遊
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/08/31
- メディア: 文庫
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と思った第12巻です。
いやあ、ほんと酷い話です。
ほんの一握りの人のためにヒーローとなろうとした青年が
体中ボロボロになり、仕事も失い、たった一つの特殊な力も失い
護りたい二人の少女からは「ダメ男」認定され、戦う相手は、世界最強の能力者たち
お金で換算すると、敵は一万円なのに、自分は10円玉という無謀さの中、彼は絶体絶命のピンチにさらされる。
そこからの逆転劇がいい!
なんせこの小説、戦いにかっても余韻がけっこう後味悪い展開なので(なんせ、もう死ぬだろ、終わりだろうって展開からなんとか生き残るので)アレなんですが、今回もそんな展開ながらも、やはり、真なる悪鬼の力を魅せつけられるのはいいですね
1巻のあの感動を思い出しました。
まだ、戦いは決着をみせず、再演魔法の秘密があきらかになり、まだ混沌としていますが、なんとか頑張ってもらいたいです。
しかし、本当に仁はかわいそうだな。
最近のラノベはハーレムが多く、仁だって、眼鏡スーツな幼馴染に、ロリでサドデレな少女、巨乳でお馬鹿で家事が得意な女子高生、さらに妹までいるのに、幼馴染とは発展がなく、妹は戦いあい、あとの二人には「一人を選ばなきゃダメでしょ、ダメ男」(意訳)といわれている。
かわいそうだ(ほろり)
ああ、でも。今回友達認定されていたな、ヤンでいてドMで、今回、ヤク中にまでなってしまった魔術師に。
それも嫌だなあ
【関連リンク】
円環少女 (12) 真なる悪鬼 (のべるのぶろぐ 2.0)
http://novelno.net/archives/2010/08/30-224544.php
http://maijar.jp/?q=node/4842