小悪魔ストライカーズ！ １＆２

パラサイトブラッド・ノベル 小悪魔ストライカーズ！（１） (富士見ドラゴン・ブック)

「パラサイトブラッドの世界観を利用した小説、うーん、悪い意味で書き慣れてしまっているなあ、もう一捻りほしいかと」
と思った１巻
「うーん、物語としてはちょいと端折りすぎているし、ＴＲＰＧとしては例外がありすぎな気が」
と思った２巻でした。
　
　ＴＲＰＧの世界設定をモチーフにした小説ということで期待したのですが、うーむ、正直いって微妙な内容でした。
　ＴＲＰＧの世界を紹介しつつ、今流行（？）のハーレム系萌え路線で面白さを狙い、この作品の売り上げ＆ＴＲＰＧの勧誘を狙ったのでしょう。
　
　狙いはわかるんですけどねえ、正直言って作者の技量がついていかなった気がします。
　ハーレム系でキャラの描写力＆キャラが多いため作品のテンポをどう維持していくかが重要で、さりげなく作者の技量が問われるんですねえ。
　
　ＴＲＰＧとの絡みにしても主人公の設定があまりにもイレギュラーすぎて参考になりませんし。
　
　うーん、パラサイトブラッドは個人的には面白そうなＴＲＰＧだっただけに残念です。