ガジェット 無限舞台 BLACK&WHITE (角川スニーカー文庫)
- 作者: 九重一木,植田亮
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/01
- メディア: 文庫
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と思った新人さんの作品でした。
何の力ももたない平凡な少年が、少女と出会い、異能の世界にいざなわれるのはよくあるパターンですが、少女が少年に告白するシーンから始まるのは珍しいし、ヒロインの真白が主人公である翔に惚れてしまったことから、物語が動きだすので、いい按配かなとおもってみたり。
最初から最後までクライマックス状態だし、ここまでベタぼれで天然で小動物なヒロインみたことないし、口グ是の「きゅむ」は、読む人によってはありえないというでしょうが、僕的には大ヒットです。
対するライバルも、日本一包容力のある学生リトで、こちらは小学生とは思えないほどしっかりしているけど、やはり翔ベタぼれで。
どっちかというと、真白に気持ちが向いているので、がんばってもらいたいものです。当て馬として…(おい)
ただ、それだけキャラがいいのに、地の文が下手というか、物語展開が悪いというか、ちょっと文章をはしょりすぎな事が気になります。
ここらへんは作者さんの力量だと思うので、ばけてくれると嬉しいなと思っています。